家庭菜園1年目の昨年は、難易度と害虫被害が心配で挑戦できなかったカリフラワー。
2年目の今年、虫にも少し慣れてきたので、種からのカリフラワー栽培に挑戦してみました!
ここでは、家庭菜園初心者の私が、カリフラワー栽培を経験した中で得た、種からの栽培方法や害虫対策などをまとめていきます。
目次
カリフラワーの特徴
カリフラワーはブロッコリーの仲間でアブラナ科のお野菜です。
たしかに色は違いますが、見た目は似ていますよね。
白いイメージのあるカリフラワーですが、今では黄色や紫色など、さまざまな品種が販売されています。
ロマネスコもカリフラワーの一種だということは、私は最近知りました…
家庭菜園で育てる場合は、早生種、中生種、晩生種などの種類にも注目しておきたいですね。
それぞれまき時や肥料の量、大きさが変わってくるようです。
今回栽培したカリフラワーは、トーホク交配の「白穂」という品種(早生タイプ)。
ここで紹介している写真などはこちらの品種のものになります。
カリフラワーの育て方
種まき・育苗
春の種まきは2~4月、夏の種まきは7~9月です。
我が家では春まきは経験しましたが、現在夏まきにも取り組み中。
春まきの場合、寒さにあたると花蕾が大きく育たないため、温度にも注意しながら育苗していきます。
- 発芽適温…20~25℃
- 育成適温…15~25℃
白穂の注意書きでは、夏まきが育てやすいとのこと。
とはいえ、夏は暑すぎてもいけないので、トンネルをつくって寒冷紗などで覆うと暑さ対策に役立ちます。
今回の種まきは、ポットに3粒ずつ、1.5cm間隔で種をまきました。
本葉が出たら、1本間引き、本葉2枚で1本立ちに。
本葉5~6枚で定植なので、その頃にあわせて土づくりをしていきます。
土づくり
畑の土づくりには、定植の2週間前に1㎡あたり苦土石灰100g、堆肥2kgを、1週間前に化成肥料80gを施しておきます。
定植
苗が本葉5~6枚になったら定植時期です。
株間は45cm、畝の間隔は70cmとるといいでしょう。
倒伏しやすいので注意しながら植えてあげます。
追肥・土寄せ・水やり
カリフラワー栽培のはじめの追肥と土寄せは定植してから2~3週間後。
その後、花蕾が見え始めたら2回目の追肥と土寄せが必要です。
肥料の与え方は、1㎡あたり40gを土に混ぜながら土寄せしていきます。
カリフラワーは水切れに注意が必要なので、乾燥しすぎないように水やりしてあげましょう。
白く育てるための対策
白いカリフラワーは、日に当たると黄色っぽく変色してしまいます。
そんなわけで、日にあてない対策が必要。
花蕾がピンポン玉程度になってきたら対策開始です。
その対策には2つの方法があります。
ひとつ目はカリフラワーの葉を紐で縛って日光から守る方法。
今回我が家ではこの方法を試してみました。
結果は、葉の隙間から入った光で少し黄色くなった印象です。
もうひとつの方法は、カリフラワーの外葉をとって、花蕾にかける方法。
現在取り組み中のカリフラワー栽培ではどちらの方法でやってみようか考え中。
両方を組み合わせるのはどうだろうか…
収穫
カリフラワーの収穫は、花蕾が大きくなりすぎるとザラザラしたり、ボコボコしたりしてきます。
今回早生種を育てた我が家の収穫タイミングは花蕾が見えてから2週間程度。
時々葉の隙間から様子をうかがってちょうどいい頃合いをうかがいます…
本来は葉をつけたまま収穫するようですが、我が家はとってすぐに食べる予定だったのと、収穫が楽なので葉を全部とりました。
葉を全部とったらこんな感じ。
畑にナイフを持って行って根元をサクッと切り取ります。
カリフラワーができた!
カリフラワー栽培の注意点
連作障害
カリフラワーはアブラナ科なので、同じ畝になにが植えられていたのかを考えるのが重要です。
アブラナ科の野菜を連作してしまうと、病気にかかりやすいのです…
連作障害についてはこちらの記事で紹介していますので、気になる方は確認してみてください
病害虫対策
個人的な感想ですが、アブラナ科の野菜には虫が寄ってきます…
たとえばこんな虫…
- アオムシ
- ヨトウムシ
- ネキリムシ
- コナガ
- アザミウマ
対策としては、トンネルにして寒冷紗か1mmの防虫ネットをかけること。
防虫ネットは土でしっかり蓋をするのがおすすめです。
ニョキニョキの虫は歩いて隙間から入ってこれるので…
カリフラワーにつきやすい病気はこんな感じ。
- うどんこ病
- 黒腐病
- 苗立枯病
- 根こぶ病
- べと病
対策としては、連作障害に気をつけること。
虫によって運ばれてくることもあるので、害虫対策をしっかりすることです。
まとめ
カリフラワー栽培の手順をまとめてきました。
畑でとれたカリフラワーは特別おいしかったです!
茹でるだけで食べられるし、お弁当にも重宝するカリフラワー。
我が家は今年も夏の栽培に挑戦中。
この記事を読んでいるあなたも、ぜひおいしいカリフラワー育ててくださいね!
夏の栽培で病害虫や育て方のポイントがわかれば、追記していくかもしれません。