うどんこ病を知ったのは家庭菜園をはじめて間もない夏のこと。
キュウリの葉が病気っぽい…葉に白い斑点が出て元気がない…
家庭菜園初心者ということもあり、原因について調べたものの「たぶんうどんこ病っていう病気かも…」というはっきりしない状態でした。
その後、秋にアイスプラントにも白い斑点が出て、今度は野菜の先輩方に相談したところ、うどんこ病について教えてもらうことができました。
そんなわけで、あらためてうどんこ病について自分でも調べてみることに。
今回はうどんこ病の特徴と予防・対策についてまとめてみます!
目次
家庭菜園でよく発生する病気「うどんこ病」とは?
家庭菜園をはじめるまで聞いたことのなかったうどんこ病。
まずはどんな病気なのか調べてみました。
症状
うどんこ病の症状には以下のようなものがあり、放っておくとどんどん症状が酷くなります。(症状が軽いものから順に書いていきます)
- 葉に白い斑点が出る
- 葉全体に白い斑点が広がっていく
- 花がつきにくくなる
- 野菜が大きくなりづらくなる
- 病気の株からとれた野菜は味気ないものになってしまう
- 野菜の形が悪くなる
- 枯れてしまう
白い斑点が広がることで、葉が光合成できなくなり、株の生長や実の育ち方にも影響してしまいます。
原因
うどんこ病の原因はカビ菌!
風で運ばれてきたり、泥はねした土から繁殖したりと、なかなか防ぎようがありませんね…
他にも、土に窒素が多かったり、カリウム分が不足していたりすると発生しやすいそう。
特徴
一般的なカビのイメージとは違い、涼しくて乾燥していても発生します。
トマトのうどんこ病では、湿度40~90%、20~25℃、ナス科なら湿度50~80%、28℃前後の条件で発生しやすいそう。
ということで、春と秋は病気が目立ち真夏には発生しづらい特徴があります。
そして重要情報!
うつります!!!
また、一度病気が発生してしまった場所で同じ種類の野菜を育てると病気が発生しやすいので注意したいですね。
うどんこ病の野菜をたべても大丈夫?
うどんこ病にかかった野菜は食べられるのでしょうか…
だいぶ気になりました。
うどんこ病は葉にカビが繁殖する病気です。
ひどくなると花や実にも広がってしまうことがありますが、基本的にはうどんこ病にかかっていても実は食べられるようです。
そして我が家はうどんこ病が発生したキュウリ、食べていました…
うどんこ病を発見したときの4つの対策
食酢水
安全にうどんこ病対策したいという人におすすめなのが、食酢で作った液をかける方法です。
我が家のアイスプラントもこの方法で復活しました。
食酢を水で25~50倍に希釈した液を霧吹きなどで葉全体にふりかけます。
葉の裏にもまんべんなく!
食酢水は、発生して間もない初期のうどんこ病に効果がありますが、酷くなってしまってからでは間に合わない可能性が高いです。
重曹
重曹を水で500~1000倍に薄めた液をかけるのも対策のひとつです。
薬剤
うどんこ病は植物によってカビの菌が異なります。
対策はそれぞれの植物にあった薬剤を使用しましょう。
病気の原因を取り除く
病気にかかってしまった葉を取り除くという方法もあります。
ですが、病気が株全体に広がってしまった場合、とても残念ですが株ごと撤去が望ましいようです。
放っておくとうつってしまうので決断しましょう…
うどんこ病を予防しておいしい野菜をつくろう!
うどんこ病の予防には以下が効果的です。
- 日当たりのいい場所で栽培する
- 乾燥が続くときは水やりをする
- 葉の整理や栽培場所選びで風通しを良くする
- 接ぎ木苗などの病気に強い苗を選ぶ
- 感染しないようマルチで泥はねを防ぐ
- 連作しない(ナス科とウリ科を続けるのもダメみたいです)
うどんこ病は野菜だけでなく観賞用の花などにも発生する病気で、どんな植物を育てているにしても油断することはできません。
早期発見!早期対応!ですね!
おいしい野菜が取れたら幸せすぎる!
ということで、野菜の様子を見守りながら病気対策していきましょう。