家庭菜園をはじめてみると、喜んでもらえるのが嬉しくて、つい野菜を友人におすそ分けしたくなってしまいます。
ある方に「どんな野菜が好きですか?」と聞いたら、「芋類が好きです」との回答が。
そこで、前からやってみたかった里芋を育てよう!という気持ちになり、はじめての里芋栽培をやってみました。
ここでは家庭菜園初心者の私が、里芋栽培をやってみた経験から、里芋の育て方や害虫情報などを紹介していきます。
目次
今回育てた里芋の種類
今回我が家で育てた里芋は、土垂と八頭の2種類。
土垂は子芋を食べる里芋、八頭は親芋を食べる里芋です。
八頭の子芋を八つ子、茎をズイキと呼ぶそうで、道の駅などに売っていておいしいということを今年はじめて知りました。
えび芋という芋も人気が高いようで、次回我が家でもやってみようか検討中です。
今回こちらの記事では、スーパーなどでもよく見かける里芋「土垂」について書いていきます。
里芋の育て方~基礎~
里芋栽培の基本的な育て方を、栽培記録とともに見てみてください!
種芋・苗の購入
この記事では、我が家が実践した苗からの里芋栽培を記録していますが次回は種芋から育ててみる予定です。
ちなみに里芋の苗はホームセンターで買いました。
とはいえ、次回は種芋から栽培したい!ということで、次回に備えて種芋選びについても調べてみました。
まず、好みの里芋の種類を選びます!
・土垂 … <中生>家庭菜園向きで粘り気があり、きめ細かい舌触りの芋
・八つ頭 … <晩生>親芋、子芋、ズイキを楽しめる高級な感じの芋
・えび芋 … <晩生>土寄せの仕方が独特のやわらかくておいしい芋
・大和里芋 … <早生>10月から収穫可能で味はクセのない芋
そして「いい種芋」選びとは…
赤い斑点などの変色がなく、土つきのもので、カラカラに乾いてしまっていないものを選びましょう。
見た目にもしっかりしていて(40~70g程度)、触れたときブヨブヨしていない芋が元気な種芋です。
土作り
里芋は4~5年は連作できないお野菜なので、連作障害をさけるために植える場所には注意が必要です。
植え付けの1か月前に、植える場所1㎡あたり苦土石灰100g、堆肥2kgを混ぜておきます。
さらに植え付け3週間前に化成肥料100g、1週間前に50gを混ぜ込んで準備しておきましょう。
植え付け
種芋から植える場合は、定植する場所と別の場所で芽だしが必要なようです。
次回は挑戦します…。
芽出しする場合は種芋を地表から5~6cm程度の深さに植えて、芽が出てくるまで見守ります。
芽が出たら、土作りした場所に定植なのですが、我が家は今回間違えました!
これ、芽が顔を出すように、種芋を地表すぐのところに植えてしまったのです。
本来は、7~8cmほどの穴を掘ったところに、芽を斜め上向きにして植えつけるのが正解。
追肥と土寄せ
里芋栽培で、たくさんちょうどいいサイズの芋をつくるには土寄せが欠かせません。
土寄せは、里芋の背丈が30cm(本葉3~4枚程度)の頃と、1回目の土寄せの2週間後、さらにその2~3週間後の3回実施します。
えび芋は特殊らしくもっと必要なようですが、今回は一般的な栽培方法を。
えび芋も栽培してみたら別の記事を作成予定です。
追肥は1回目と2回目の土寄せのときに、1株あたり大さじ2の化成肥料を与えます。
水やり
里芋栽培では水切れ注意!です!!!
乾燥しないように様子をみながら水やりしましょう。
乾燥予防で藁をかけてあげるのも有効なようです。
収穫
里芋の収穫時期は9~12月。
霜が降りると痛んでしまうので、12月といっても霜が降りる前に収穫しましょう。
茎や葉が黄色くなりはじめて倒れてきたころがとりどきの目安。
掘り方は、茎の部分を切り取ってから、芋を傷つけないように広めにシャベルを入れて、思いっきり掘り返します。
伝わるでしょうか…
切り取り線をつくってヨイショと全体を一気にひっくり返すイメージです。
里芋につく害虫とその対策
今回の里芋栽培で大量発生したのがセスジスズメ。
本当に大量発生で怖かったです…。
里芋は害虫に強い野菜だそうですが、我が家では傍で育てていたナスに影響して大変でした。
せっせと割りばしでとりましたよ…。
最初は小さな幼虫ですが、人差し指くらい大きくなります。
怖いです。
他にもヨトウムシやアオムシ、アブラムシなどがつきやすいようですが、里芋自体にはそれほど影響しません。
とはいえ葉っぱがたくさんなくなってしまったり、他の野菜が被害を受けたりしないように虫のチェックを怠らないようにしましょう。
里芋は防虫ネットをかけるサイズでもないし…見つけ次第割りばしでつまみだす方法で対処しました。
里芋の保存方法
我が家では全部で5株しか育てなかったので、保存の必要もなく食べるだけ掘っていたのですが、たくさん作ったら保存方法を知っておくと便利。
なんと50~60センチ穴をほり、親芋についたまま埋めておくようです。
大変…。
里芋を育ててみた感想
はじめての里芋栽培を終えてみて感じたことは、「毎年つくりたい!!!」です。
というのも、虫がたくさんついたし、土寄せなどもちょっと面倒でしたが、それを超えるくらいとにかくおいしい!
ということで、次回!えび芋にも挑戦してみたいと思っています。
品種別の記事も書きたいです!