「秋冬って夏に比べると育てられそうな野菜の選択肢が少ない気がする…」と悩んだ家庭菜園1年目の秋。
葉物はもう少し虫に慣れてから栽培したいと思っていたので、育て方情報を調べてみると家庭菜園難易度1との情報も見られた大根を育てることに。
はじめての大根栽培では、虫に邪魔されて綺麗にできなかったものも多いので「簡単!」とはいきませんでしたが、おいしい大根を食べることができました!
そんな我が家の1年目の大根栽培を終えるにあたり、大根の栽培方法や苦労した虫害などをまとめていきます。
※今年育てた品種はミニ大根の「かわいい大根 小太郎」です。
目次
秋冬のさみしくなった畑に大根を植えた
冬の間中とれる品種もある大根は、畑がさみしくなる秋冬にもすくすく育って活躍してくれる野菜のひとつ。
大根の葉も食べられるからお得感もあって楽しく育てることができました。
春まきと秋まきができるようですが、今回は秋冬の大根栽培!ということで、秋まきの情報を紹介しています。
大根が元気に育つ方法を順番に確認…
我が家は家庭菜園初心者なので「大根ってどうやって育てるんですか…」という状態でして…
育て方からまとめてみます。
土づくり
まずは畑をつくるぞーと、大根は長く土の中に伸びる野菜なので、気合を入れて畑にする場所を40~50センチくらい掘って耕しました!
でも調べたら35センチくらいでいいようです。
土づくりはというと、苦土石灰3にぎりと堆肥2kgを他の野菜の育て方でもよく見かける「種まきの2週間前までに」混ぜて準備。(1m²あたり)
種まきの1週間前になったら化成肥料3にぎりも混ぜて耕します。
種まき
我が家の種まきは9/8に行いました。
種まきは1か所に4~5粒、1センチくらいの深さでまくようだったので、ペットボトルの底を利用するのがちょうどよかったです。
平らなやつじゃなくボコボコしているペットボトル。
たとえばこんなやつ
このペットボトルの底で土をキュっと押して1センチくらいの穴があくようにします。
ちょうど穴があくので、そこに種をまいていきました。
間隔は狭い畑なので20センチおきくらい。
本当は25センチから30センチくらい必要なようです。
間引き・追肥
間引き1回目は双葉が出そろった頃3本残るように、2回目は本葉が2~3枚になった頃2本残るように、3回目は本葉が5~6枚になった頃1本に…
最後の間引きの時に、大根のまわりを少し掘って化成肥料1にぎりを混ぜました。
収穫
収穫のタイミングは大根の太さを見るようですが、我が家は虫害が酷くて早めの収穫開始となりました。
はじめての収穫が11/17。
太さはもう少しだけどまだまだ短いという感じのものがとれました。
ちょうどいいサイズがとれるようになったのが11/28。
ちょうどいいといっても、うまくいったのかいかなかったのか長さは20センチほどでした。短い!
でも味は実がつまっててやわらかくておいしい!(自分で育てた大根がかわいい(笑))
大根の葉についていた害虫
大根栽培は気合を入れて虫対策しました。
防虫ネットでしっかり囲う!
でも、防虫ネットをしているのになぜか葉が食い荒らされている…虫ってすごい。
葉を食べていたのは防虫ネットの隙間から入り込んだと思われるウリハムシやカブラハバチ・コナガの幼虫。
防虫ネットの中で繁殖して餌付け状態となってしまったので、防虫ネットをはずして虫取りに必死でした。
虫対策って難しいですね…
虫の被害にあうのは葉だけでない
そして実の見えている部分がボロボロになっていることも…
野菜の先輩に相談したところ、犯人はネキリムシだとわかりました。
土を掘ってみるとネキリムシがわんさか…
被害を受けた残念なダイコンの写真やネキリムシの特徴・対策については以下の記事でまとめていますのでよかったら見てみてください。
寒くなってくるとトウ立ちして太くならないことも
大根は10℃より低い温度になるとトウ立ちするそうです。
「トウ立ちって何…」という初心者ぶりを発揮して調べたり教わったりした結果、花をつけて種をつくる準備だそう。
野菜のトウ立ちは奥が深いそうなので、今度じっくり勉強して記事にしたいと思っています。
我が家の大根もトウ立ちの様子を見せ始めました。
全然太くならないし実がかたくて食べづらくなったのです。
そんなわけで12月中旬ごろからは細い大根をガリガリ食べています。
畑がさみしい秋冬の家庭菜園の味方、大根栽培の様子をご報告しました。
来年はミニ大根ではなく大きな大根で再チャレンジしようと思っています。
その時はもっと虫対策もうまくできるようになってきれいな大根を収穫したい!
来年もおいしい大根づくりがんばります!!!